こんにちは、Chiiiiiiです。
一般的に「不妊症とは、生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年以上避妊せずに性行為を行っているにもかかわらず、妊娠が成立しないこと」とされています。
しかし、「そもそも、不妊症かどうかもわからないのに婦人科に行くの抵抗あるな・・・」と感じてはいないでしょうか。
そこで、まずどんな病院に行けばいいのか。病院ではどんな検査をするのか。などをまとめました。
最近では、『不妊にかかわらず結婚するならパートナーとブライダルチェック検査をしましょう。』という時代になっていますので、気軽に病院に行ってみましょう。
関連記事でブライダルチェックに関して掲載しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。
どんな病院にいけばいいの?
まずは、ブライダルチェックをしに婦人科に行ってみましょう。
ブライダルチェックは普通の婦人科で行っていますので、通いやすい婦人科に問い合わせしてみましょう。
もし、ブライダルチェックで問題が見つかったり、妊娠を希望していて性行為をしているにもかかわらず1年以上妊娠できない状況であれば、不妊治療を行っている病院で検査することおすすめします。
不妊治療ができる病院ってどんなところ?
不妊治療ができる病院はステップアップ別に大きく分けて3種類あります。
- 婦人科病院・・・一般不妊治療
- 不妊治療専門病院・・・一般不妊治療+生殖補助医療
- 体外受精専門病院・・・生殖補助医療
婦人科病院
婦人科病院ではタイミング法や排卵誘発法(中には人工授精までできる病院もあります)を行います。
タイミング法とは
エコーにより卵巣の成長具合を観察することで、医師が妊娠しやすいタイミングをアドバイスし、その時期に合わせて仲良しをすることで妊娠の確率を上げる方法です。
タイミング法には基礎体温も重要な判断基準となるため、毎日の基礎体温測定が必須となります。
排卵は排卵検査薬を自身で使用し、排卵日を確定します。
排卵誘発法とは
排卵誘発法とは、タイミング法や人工授精に併用して、無排卵や月経不順の方に対して排卵を誘発する治療法です。
錠剤や注射など治療方法もたくさんあり、一人一人の原因や状態に合わせて医師が治療方法を決定します。
大まかに説明すると、無排卵や月経不順はホルモンのバランスが崩れていることが原因です。
過剰に出ているホルモンを抑えたり、足りないホルモンを補充したりする薬を服用することで排卵を誘発する仕組みです。
ホルモンを操作することななるので、気持ちが悪くなったり等の副作用が出ることもあります。
不妊治療専門病院
不妊治療専門病院ではタイミング法、人工授精、体外受精を専門的に行います。
私ははじめから不妊治療専門病院を受診していました。
それは、婦人科病院だと不妊以外の理由で来院されている患者さんがいるからです。
平たく言えば、妊婦健診で妊婦さんを見かけたり、中絶を考えている方もいるかもしれない。長い待ち時間の間にこのような事を考えるのがしんどかったからです。
不妊治療専門病院だと、「そこに通われている患者さんは全員自分と同じ気持ちでここにいるんだ」と思えるだけで心がザワザワすることもなく治療に集中できます。
はじめから不妊治療専門病院の扉をたたくのは、ハードルが高いかもしれません。
不妊症だと自分で認めてしまっているみたいで悲しかったり、パートナーの説得など、乗り越えないといけないことはあるかもしれませんが、治療を続けていく上であなたが少しでもストレスを感じない方法を選んでほしいです。
体外受精専門病院
体外受精専門病院はどこにでもある訳ではないと思いますが、運がいいことに私が住んでいる地域にありましたのでご紹介させていただきます。
不妊治療専門病院と何が違うのかと言うと、設備、培養師の腕、検査項目であると感じました。
設備は最新の技術が導入されていました。
受精後の受精卵はシャーレー内に保管されていますが、日々観察が必要なため、シャーレーを培養場所から動かし観察する為、多少ストレスがかかってしまいます。
しかし、最新技術ではタイムラプス形式で観察が可能なため、受精卵へのストレスを与えずに経過観察が可能です。
また、体外受精は培養師の技術力に成績が左右されると言っても過言ではありません。
そのくらい培養師の腕が受精卵に与える影響は大きいです。もし、1つの病院で何度も体外受精を試みているけど、胚盤胞までなかなか育たない方は転院を考えてもいいかもしれません。
検査項目については、私自身が流産した際に不育症かどうかを調べる検査をしたのですが、そのときは不妊治療専門病院に通院しており、勧められる検査を一通りやったのですが原因がわからず、その後も移植をしましたがもう一度流産を繰り返してしまいました。
その後、体外受精専門病院に転院した際の最初の検診で、先生から「あれ?この数値調べてないの?流産を繰り返しているのだったら、これは調べるはずなんだけど。」と言われ、その数値を調べたらビンゴ!私は受精卵を”異物”と判断して攻撃してしまう体質を持っていることがわかり、それをカバーしながら移植したら無事に着床・妊娠することができました。
以上、不妊治療の病院は治療方法によって3種類あることをお話ししました。
まずは、婦人科を受診して治療方針のステップアップに合わせて転院を考えてもよいかもしれません。しかし一つお伝えしたいのは、不妊治療は年齢との戦いです。
厳しいようですが、29歳と30歳では成績が大きく変わってきますし、35歳と36歳でも変わってきます。
とにかく卵子が若いうちに集中的に治療をすることをおすすめします。
金銭的な問題もあるかとは思いますが、タイミング法を何度も繰り返すより早めに人工授精へステップアップした方がいいし、病院からは人工授精は6回ほどやったところでステップアップを提案されますが、自身で考えて体外受精の方がいいと思ったら自分からステップアップをしたいと申し出ても全然いいんです。
不妊治療をした私の経験から言うと、「不妊治療は病院の言いなりではダメ!」ということです。
自分で調べて体質改善を行ったり、いいと思ったことは病院の指示とは関係なしに行い、治療方針も病院側の助言を待っていたら時間だけが過ぎていくって事もあります。
私たちには時間がないのです。
病院の言いなりではなく、不明なことはとことん質問して知識を少しずつつけていき、納得のいく治療を行ってください。
一人でも多くの方が、一日でも早く赤ちゃんを胸に抱ける日が来ることを願っています。
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